2022.04.05 機能紹介

【探究学習】Edv Pathを用いた自己探究の実施方法

みなさん、こんにちは。Edv Pathカスタマーサクセスです。

生徒の学習意欲を向上させるICTサービスをお探しですか?

Edv Pathとは従来“ミエル化”できなかった「非認知能力」を可視化し、データに基づく生きる力の育成で生徒の学習意欲を向上させるICTサービスになります。

今回は、過去・現在・未来を深掘りして、自己の在り方や生き方の方向性を決めるためのカリキュラムをご紹介します。

自己探究の重要性

2020年、文部科学省は学習指導要領を改訂し、2022年度より高等学校に対し「総合的な探究の時間」の新設を行いました。従来の総合的な学習の時間では、目標設定(職業選択等)に拘るあまり、現在から遠い目標となり動機づけが困難になっていると考えられています。

それに対し、今日の探究学習では、自己探究や興味関心に基づく学習のサイクルを基礎に学習を行っています。従来と比較して目標を短期的かつ達成可能なものに細分化することで目標達成の経験を生み出すことが可能です。目標達成経験が新たな目標設定やそれに応じた探求サイクルへの動機づけを生み出せます。

今回は、「過去」「現在・未来」の2軸に分けた自己探求のカリキュラムをご紹介します。

過去を探究する

米心理学者のカール・ロジャースは、カウンセリングの1つの理論として「来談者中心療法」を提唱しました。これは、「現在の自分を形作っているのは過去の自分である」という考えに基づき、過去の自分の捉え直しを行う方法です。人生の選択を行う際には、「過去の自分を見つめ直すこと」が重要であると考えられています。

「過去を探究する」カリキュラムの一例としては、ヒストリーラインが挙げられます。

ヒストリーラインとは、人生で起きた出来事と、その時々の感情を時系列に沿って書き出し、グラフにする方法です。ヒストリーラインのメリットは、時系列に沿って自己を振り返ることができる点にあります。

ヒストリーラインの作成方法は以下の通りです。

① 時間軸を作成する

➁ ライフイベント(内容と充実度)を点で記載する

③ ➁で記載したライフイベントを線で繋ぐ

④ 完成したヒストリーラインを見て考察する

「過去を探究する」際には、「④ 完成したヒストリーラインを見て考察する」が重要になります。考察のポイントは、充実度に浮き沈みのある部分です。

これらの部分の前後に共通する事柄から、自分自身の興味関心や大切にしたい価値観を発見することができます。

現在・未来を探究する

「現在・未来を探究する」カリキュラムの一例としては、未来年表の作成が挙げられます。

未来年表とは、人生の設計書のようなものです。歴史のように過去の出来事を表した年表とは異なり、これからの人生をどのように歩んでいきたいのかを示す年表です。

人生は過去だけで構成されているものではありません。これからの未来に向けて歩みを進めていく必要があります。

米心理学者のダグラス・ホールは変化の激しい社会に必要なキャリア形成としてプロティアン・キャリア理論を提唱しました。未来を見据え、社会の変化に適応した柔軟なキャリア形成の重要性を訴えています。

Edv Pathのカリキュラムでは、未来年表を作成したのちに更なる自己探究を行います。2回の授業を通じて理解した自身の興味関心に基づいて進路選択の検討に進みます。未来年表の作成に留まらず、達成に向けた具体的な行動を促すためのカリキュラムも実施します。

自己探求が教科教育に与える影響

これからの探究学習と教科教育の関係性を文部科学省の示す探究学習のサイクルから捉えると以下の図の形になります。

図1. 従来の総合的な学習の時間と今日の探究学習における学びのモデルの比較

学習意欲には、外発的動機付けによるものと、内発的動機づけによるものの2種類があるとされています。動機付けは外発的なものから内発的なものへと変容していくことが可能です。

上記の探究学習のモデルから考えると、従来の総合的な学習の時間は目指す目標と今の自分との差が大きいために学習への動機付けが困難でした。それに対して、Edv Pathでは、探究学習のサイクルに基づく学習を行います。

先に挙げた例においても、ヒストリーラインや未来年表の作成で終えず、考察を深めるための継続的なカリキュラムがございます。これらを通じ、自己理解を深めることで学習意欲を刺激し、動機付けされることが見込めます。

まとめ

今回は、探究学習における自己探究の必要性とEdv Pathの提供するカリキュラムに関してご紹介しました。

Edv Pathでは、今回ご紹介した自己探究に関わる授業を始めとしたカリキュラムを実施することが可能です。他にも、文部科学省の求める「生きる力」の育成に向けたカリキュラムを多数用意しております。

EdvPathでは教育業界にてバズワードになりつつある「非認知能力」をWebアセスメントを通じて“ミエル化”します。

また、それらを向上させるためのコーチングプランと学校の「総合的な探究の時間」で活用できるカリキュラムを授業にも取り入れることもでき、学習意欲の向上が見込めます。

もし、生徒の指導方法や学習意欲向上に悩んでいらっしゃったり、学習意欲を育むICTサービスをご検討の先生がいらっしゃいましたら、是非お気軽にご相談下さい。

学習意欲を育むICTサービスの活用方法をご案内させていただきます。

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