【活用事例】生徒の自己肯定感をどのように向上させていくのか
みなさん、こんにちは。Edv Pathカスタマーサクセスです。
生徒の学習意欲を向上させるICTサービスをお探しですか?
Edv Pathとは従来“ミエル化”できなかった「非認知能力」を可視化し、データに基づく生きる力の育成で生徒の学習意欲を向上させるICTサービスになります。
今回は、EdvPathが提供するアセスメントの活用事例として、「生徒の自己肯定感向上を阻害する要因分析とコーチングプラン」についてご紹介します。
学校情報
学校名
学校法人BB学園 B中学高等学校
生徒数
生徒数:560名
中学校:160名(1学年2クラス)
高等学校:400名(1学年4クラス)
学校の特徴
都市部から少し離れた場所に位置する私立中高一貫校。高校からの受け入れ(高入生)はなく、6年間の一貫教育を実施している。学校が位置する地域では、毎年学力試験と共に生徒の状況調査を行なっているということを踏まえて、これまでも様々なツールで生徒の内面の見える化に取り組んできた。
学校のグランドデザインとしては、「社会性」「困難を乗り切る力」の育成を目指しており、教科学力面以外で生徒の特性を把握して、自己肯定感の涵養となる声かけや指導に活かしたいと考えている。
学校の抱える課題
B中学高等学校では、位置する都道府県の教育委員会が運営しているアンケート調査の結果に基づき、生徒の自己肯定感の低さが課題であると考えている。これまで様々な方法を用いて、教員による生徒理解や生徒の自己理解促進を進めてきたが、抱える課題に対して有効活用することができていなかった。
現状の生徒指導では、客観的に生徒個々人の特性を把握できず、教員の主観に頼った指導しかできていない。そのため、多角的に生徒の特性を把握した上で、適切な生徒指導を行っていきたいが具体的な方法が見えていない。
EdvPathができること
弊社の提供するEdvPathでは、アセスメントを通じた生徒の非認知能力の見える化や、現状の分析を行うことが可能です。B中学高等学校の抱える課題に対して以下の3つの活用方法がございます。
活用方法1:EdvPathアセスメントのカスタマイズ
第一に、EdvPathで提供しているアセスメントは、SEL/EQとGRITをそれぞれ構成する全9つのトピックから生徒の非認知能力を見える化します。これらは、基本項目として、現状把握から育成のための施策提案までを提供しております。
B中学高等学校の場合、自己肯定感の低い生徒への生徒指導への課題を抱えているということから、オプション項目である「自己肯定感・心理的安全性・自己調整」を追加してより広く生徒の現状分析を行えます。自己肯定感のオプション項目では「自己不信・対人積極性・対人恐怖」からなる「対人項目」と「自己受容・自己実現的態度・充実感」からなる「個人項目」の全6つの尺度から分析を行います。自己肯定感をどの要因が阻害している要因を分析いたします。
▼【Webアセスメント】アンケート内容のカスタマイズ事例
https://lp.edvpath.jp/functions/4/
活用方法2:レポートで課題を抱えている生徒をピックアップ
第二に、EdvPathアセスメントの結果から課題を抱えている生徒をピックアップすることが可能です。生徒ピックアップシートを活用し、「〇〇点以下の生徒の抽出」や「特定項目で〇〇点以上/以下の生徒の抽出」を行い、生徒の現状を把握します。どの生徒がどのような課題を抱えているのかということによる教員からの生徒理解の促進が行えます。
活用方法3:コーチングプランを活用した生徒指導
第三に、EdvPathではアセスメントの結果に基づいたコーチングプランを提示します。アセスメントで取得したデータに基づき、生徒が苦手な項目を少しでも得意になりたいという能力や、得意なことをさらに伸ばしたい・向上させたいと考える能力についての学習やトレーニングを行うことが可能です。
また、アセスメント結果を用いた教員研修などを通じ、教員の方々へのコーチングプランも提示しております。日々の教科教育や生徒指導など生徒との関わりにおいて、非認知能力や自己肯定感、心理的安全性を向上させていくために意識できることをコーチングプランとして提示いたします。
見込める効果
B中学高等学校での活用において見込まれる効果は以下の3点です。
① 教員の主観に頼っていた生徒の特性理解を、アセスメントを通じたデータから客観的な理解を促進し、多角的な生徒理解が実現する。
② 自己肯定感をはじめとしたオプション項目の追加により、生徒の自己肯定感向上を阻害する要因を分析し、抱えている課題を明確にすることができる。
③ 自己肯定感等の阻害要因に対して、EdvPathが提供するコーチングプランの実施で効率的な向上施策の実施が可能になる。
B中学高等学校の抱える課題と見込まれる効果をまとめると以下の通りとなります。
最終的には、EdvPathアセスメント結果を用いた教員による生徒の特性理解や、自己肯定感の阻害要因の分析とコーチングプランの実施により、生徒の自己肯定感を向上させることが可能になることが見込まれます。
まとめ
今回は、EdvPathの活用事例としてカリキュラム活用事例をご紹介しました。
EdvPathでは教育業界にてバズワードになりつつある「非認知能力」をWebアセスメント機能を通じて“ミエル化”します。
また、それらを向上させるためのコーチングプランと学校の「総合的な探究の時間」で活用できるカリキュラムを授業にも取り入れることで、学習意欲の向上が見込めます。
もし、生徒の指導方法や学習意欲向上への悩みがあり、学習意欲を育むICTサービスをご検討の先生がいらっしゃいましたら、是非お気軽にご相談下さい。
学習意欲を育むICTサービスの活用方法をご案内させていただきます。