2025.09.10 活用事例

【栃木県初】宇都宮文星女子高等学校が「EdvPath」を導入 〜非認知能力の可視化による生成AI活用

宇都宮文星高等学校が栃木県ではじめて「EdvPath」を導入いただきました。

この記事では、導入の背景などをご紹介します!

学校概要

学校名:宇都宮文星女子高等学校
所在地:栃木県宇都宮市北一の沢町24-35
校長:田中 重夫
担当先生:篠原 孝文
学校URL:http://www.bunsei-gh.ed.jp/

▪️導入に至った背景と今後の展望

宇都宮文星女子篠原孝文先生へのインタビュー内容を元に作成しております。

導入の背景:幅広い学力層と向き合う私立高校の挑戦

宇都宮文星女子には、難関大学を目指す生徒から、義務教育段階で十分な学びを受けられなかった生徒まで、幅広い学力層の生徒が在籍している。とりわけ後者の生徒たちは自己肯定感が低く、「自分はできない人間だ」と思い込んだ状態で入学してくることも少なくない。

そうした中で、学校として目指したのは「来てよかったと思える学校」「自分もやればできると実感できる教育の場」をつくることであった。しかし、「卒業時に良い顔をしてくれた」という感覚的な評価だけでは、本当に成長を支援できたのか確信を持てなかった。

■課題:感覚頼みからの脱却と、共通言語の必要性

学校として「来てよかったと思える学校」「自分もやればできると実感できる教育の場」をつくるためにも学び直しを掲げてきた。授業は依然として一斉指導型が主流であり、生徒の変化を丁寧に拾えていないのではないかという課題意識があった。また、教員は「うちは面倒見がいい」「思いやりのある教育をしている」という自負を持つ一方で、生徒からは「なぜあれはダメなのか」といった不満も見え隠れしており、教員と生徒の間に認識のズレが生じていた。

  • 「教育の成果を“感覚”ではなく“根拠”で語れるようにしたい」(篠原孝文先生)
  • 「生徒の成長を学校全体で共通認識として扱えるようにしたい」(篠原孝文先生)

こうした思いから、エビデンス・ベースド・ポリシーメイキング(EBPM)の必要性を感じ、ツール導入の検討を始めた。

■選定理由:EdvPathがもたらす“実感”と“広がり”

導入にあたっては他社サービスとの比較も行ったが、EdvPathの多様な評価項目、現場運用に即したスピード感、そして手厚いサポート体制が決め手となった。

  • 質問項目・評価指標の豊富さ(非認知能力を幅広く測定できる)
  • 結果反映のスピードとダッシュボードの操作性
  • 教員がその日のうちに結果を確認でき、翌日からの指導改善に活用可能
  • 担任レベルでも気軽に繰り返し活用できる「手軽さ」
  • データ活用の文脈で伴走してくれる支援体制

特に「EdvPathは使いやすく、10分で測定・確認できる」という手軽さは、多忙な教員にとって導入のハードルを下げ、生徒の変化を継続的に追うモチベーションにもつながると考えられた。

EdvPathを閲覧している生徒

■今後の展望:探究的な授業と心理的安全性の両立へ

非認知能力の育成を軸に、学校の授業自体を探究的な学び(PBLなど)へと再設計していきたいと考えている。正解が一つではない問いに挑み、考え抜く力ややり抜く力(GRIT)を育む授業づくりに着手している。

「EdvPathの活用を通して心理的安全性のある学校を目指していきたいです」(篠原孝文先生)

教員の主観で物事を進めるのではなく、生徒の声やデータをもとにした共通認識を学校内に形成し、「学校の在り方そのもの」を見直す構想を描いている。

これから特に大切になるのは「EIPM(エビデンス・インフォームド・ポリシーメイキング)」だと考えている。エビデンス(データ)だけに頼るのではなく、教員の経験や勘も尊重しながら、それを裏付ける形でエビデンスを“参照”し、教育方針を決めていく。このバランス感覚こそが、現代の教育に求められていると語る。

  • 「非認知能力の育成と学力向上の両立」 
  • 「先生と生徒が同じ目線で、納得感のある学びを実現できる学校」

その実現のために、EdvPathの活用は大きな一歩になると考えている。

こちらの記事はプレスリリースとしてPRtimesに掲載しています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000065750.html

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