【探究学習】学校グランドデザインに沿った「総合的な探究の時間」カリキュラムの設計
みなさん、こんにちは。Edv Pathカスタマーサクセスです。
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Edv Pathとは従来見える化できなかった「非認知能力」を可視化しデータ化することで、データに基づく生きる力の育成で生徒の学習意欲を向上させるクラウドサービスになります。
今回は、学校グランドデザインに沿った探究カリキュラムの設計についてご紹介します。
学校グランドデザインの策定と目的
(参照)島根県HP「松江東高校グランドデザイン」
・学校グランドデザインとは?
学校グランドデザインとは、新学習指導要領に示されたカリキュラム・マネジメントの考えを基にし、生徒や保護者・地域の願いや期待を踏まえ、各学校の目指す学校像や生徒像の実現のために、学校教育全体の中でどのような方策を考え、組織的に取り組んでいるかを示した基本構想を言います。
学校グランドデザインは、大きく「学校教育目標」と「スクール・ポリシー(3つのポリシー)」から構成されています。
「スクールポリシー(3つのポリシー)」とは以下の3つを指しています。
(1)グラデュエーション・ポリシー(育てる生徒像)
学校教育活動を通じて、どのような資質・能力を育むことを目指すのか。
(2)カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施に関する方針)
「育てる生徒像」の実現のために求められる教育課程をどのように編成・実施
するのか。
(3)アドミッション・ポリシー(求める生徒像)
各学校で行われる教育活動に基づき、どのような生徒を受け入れるのか。
つまり、学校グランドデザインは、学校の目指すべきビジョンを“ミエル化”したものと言えます。各学校が、育てたい生徒像に基づいて目指す方向や特色を明確にし、教育活動を体系化するとともに、その具体的方針を教職員・生徒・保護者を含めた地域社会と共有することが可能となります。
・学校グランドデザイン策定による効果
学校グランドデザインを各学校が策定することにより、以下の効果が期待できます。
(1)目指す学校像や育てる生徒像を校内の教職員だけではなく、生徒・保護者・地域を巻き込み共有することで、学校・家庭・地域が一丸となって教育活動を推進、生徒の成長を促すことができる。
(2)生徒の学校への入学から卒業までの3年間の学びを系統的にアレンジし、目指す資質・能力の育成に努めることができる。
(3)多岐にわたる教育活動を焦点化することで、学校行事や業務の見直し・精選を同時に行い、教職員の働き方改革にもつなげることができる。
(4)学校の特色・魅力を示すとともに、学習者である生徒の視点から、この学校に入学すると、何をどのように学び、何ができるようになり卒業することができるのか具体的にイメージを持ち、生徒にとっての学校魅力化につなげることができる。
(5)グランドデザインに基づく成果指標を設定し検証することで、絶えずPDCAサイクルを回し、学校教育のさらなる推進を図ることができる。
※参照:島根県「R4年度グランドデザイン」
学校グランドデザインに沿った探究カリキュラムの提供
以上のことからも学校現場ではグランドデザインに沿った教育活動が展開されており、「総合的な探究の時間」もこのグランドデザインに沿ったカリキュラムが作成されることが望ましいと考えられます。
その点を踏まえ、弊社が提供する自己・思考探究を中心とした、探究学習用カリキュラムは学校のグランドデザインに沿ってカスタマイズすることが可能です。
「Edv Path」では、非認知能力を「SEL/EQ」「GRIT」「モチベーション」と大きく3つに分類しており、9つのスキルを測定することが可能です。それらのスキルを探究学習用カリキュラムでは35コマある授業全てに紐づけており、学校の要望に沿ったスキルを育成するカリキュラムを提供しています。
まとめ
今回は、学校グランドデザインに沿った探究カリキュラムの設計についてご紹介しました。
2022年度より高等学校では、「総合的な学習の時間」は「総合的な探究の時間」に変更されます。「総合的な探究の時間」では、生徒が主体的に課題を設定し、情報の収集や整理・分析をしてまとめるといった能力の育成を目指しています。
そのため、これまでより一層、学校ごとのグランドデザインに沿ったカリキュラム運営が求められてきます。
もし、生徒の指導方法や学習意欲向上に悩んでいらっしゃったり、学習意欲を育むICTサービスをご検討の先生がいらっしゃいましたら、是非お気軽にご相談下さい。
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