2021.11.05 機能紹介

【非認知能力をどう伸ばす?】学校での子供との関わり方を紹介!

学校教育で話題の「非認知能力」

「非認知能力」は幼児期の関わり方や環境に影響を受けるといわれてきました。しかし、学齢期相当の子どもへの関わり方や指導方法により、「非認知能力」の向上が明らかになっています。

今回は、非認知能力の伸ばし方を中心に家庭や学校における関わり方をご紹介します。

非認知能力とは?

従来の学力テストで測定している読み書きができることや計算能力などの測定できる能力は「認知能力」と呼ばれています。

一方の「非認知能力」はテストでは測定できない能力といわれています。

具体的には、自分自身を理解する「自己理解」や他者や社会を理解する「社会/他者理解」、自分自身の感情を統制する「セルフマネジメント」、対人コミュニケーションにおける能力「対人関係スキル」など、内面的なスキルの総称です。

非認知能力を伸ばせるのは幼児期だけじゃない

非認知能力を伸ばせるのは幼児期だけだと長く考えられてきました。しかし、近年の研究では、非認知能力は生涯に渡って育成されていく能力であることが明らかになっています。

ここでは、非認知能力を伸ばす方法と育成にあたっての適齢期はいつなのかを紹介します。

非認知能力を伸ばすのに効果的な年齢は?

「非認知能力」は、幼児期の育成が効果的と考えられてきました。

しかし、Durlak et al.(2011)の研究では、幼児期後半から青年期の子どもを対象に非認知能力育成のための介入を行った結果、その向上が見られました(※1)。今日では、非認知能力は何歳からでも伸ばすことが十分可能であると考えられるようになっています。

つまり、学校教育における非認知能力の育成は可能であり、その効果は十分に見込めることがDurlak et al.(2011)の研究から明らかになっています

一方で、子どもの性格に関わる側面は成人期までに形成されると考えられています。

Roberts el al.(2017)のメタ分析では、非認知能力のトピックのうち「誠実性」に着目した分析が行われました。成人を対象に平均24週間の介入と非認知能力の向上に関しては小~中程度の正の相関が認められたものの、「誠実性」に関しては変化が見られない(相関が見られない)結果が明らかになっています(※2)。

非認知能力の育成は生涯にわたり育成されていきます。しかし、個人の性格特性に関わる非認知能力の向上は、一般的に成人期までに形成されるものと考えられており、学校教育期における非認知能力の育成が極めて重要といえます。

(※1)Durlak et al.(2011)「Deliberate prectice spells success; Why gritter competitors triumph at the National Spelling Bee. Social Psychological and Personality Science
(※2)Roberts el al.(2017)「A systematic review of personality trait change through intervention; Psychological bulletin

非認知能力を伸ばすための子どもとの関わり方

ここでは、具体的に「非認知能力」を伸ばしていくためにはどのような関わり方が効果的なのかを紹介します。

家庭での関わり方

家庭での効果的な関わり方を紹介します。

幼児期であれば遊びから非認知能力の向上を支援することが可能です。自由な遊びの中に面白さを発見したり、友達との関わりの中でルールを守る等の過程で非認知能力が向上していきます。

児童期に近付くにつれて、子どもの興味関心を基にした探究心の育成が非認知能力を向上するカギとなってきます。子どもの興味関心を発掘させるために、子どもの意思で習い事を始めることが効果的であると考えられています。

家庭での関わり方におけるポイントは「子どもの自由な意思に基づいているか」という点です。子ども自身が主体的に探求していく環境づくりが非認知能力を伸ばすうえで重要です。

学校での関わり方

非認知能力の育成のためのSELプログラムの例としては、「ソーシャル・スキル・トレーニング(SST)」が挙げられます。これは、学校教育では既に実践されていることばかりです。

登下校時の挨拶活動もSSTの実践例です。他にも、アクティブラーニングを始めとしたグループワークなどもSSTの一例になります。仲間の意見を聞くことや、それを踏まえて自分の意見を発信すること、その際に使われるコミュニケーションスキルなどは全てSELの構成要素です。

学校教育においては、2020年学習指導要領の改訂に伴って求められている「主体的で対話的な深い学び」としてのアクティブラーニングの実践がSEL向上に貢献するといえるでしょう。

生徒の活動の伴うアクティブラーニングとしては、班討議を行う授業やクリエイティブ実習として創作物を班で作り上げるなどが挙げられ、これらのSELプログラムに対して、どのような非認知能力の向上を目指したいかを明確にした上で、SAFEの4要素を満たした効果的な授業実施が重要になります。

まとめ

非認知能力をどのように伸ばしていくのかを紹介しました。

これまで非認知能力を育成するのは幼児期だけであると考えられてきましたが、近年の研究結果、生涯にわたって発達していく能力であることが明らかになってきています。

また、非認知能力の育成の方法として「SELプログラム」を紹介しました。社会で必要な基本的なスキルを身に付ける目的で行われているプログラムを通じ、「生きる力=非認知能力」を育成ることが可能です。

Edv Futureでは、アセスメント・アンケートの回答結果から、非認知能力の評価を行います。その調査結果に基づき「総合的な探究の時間」を活用して「非認知能力」を育成することが可能なカリキュラムを提供しております。

未来ある子どもたちがこれからの変化の激しい社会を生き抜くために必要な「生きる力」を育成するために支援いたします。

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